さんぽがつらい
一生懸命書いたのに記事が飛んだ、というあるあるはブログ書いていたら誰でも経験するんでしょうし、頑張って書いたものが一瞬にして消え去ったことを誰かに伝えたいものですよね。それで「書いた記事が消えた」っていうブログができるんですよね。
せっかくブログ開設したから真面目に書こうと思って久々にパソコン取り出したりなんかして書いたんですよ数日前。ねこが死んだ話。でも投稿しようとしたら「一生懸命復旧中ですので」みたいな表示が出て、はてなさんがちょっと止まっていたみたい。え、私が書いたものどこに行ったの?と思ったけど、まあ消えちゃうよね。どこかで下書きしないとってことだねえ。
散歩。
鬱改善のために、恋人から強く散歩を推奨されているのですが、散歩がつらい。
外に出ても見たくない景色ばかりが飛び込んできて苦痛なだけ。なにも見たいものがない。どれを見ても見てくないものばかりでつらくてつらくて泣けてきてしまう。
40代のおばさんが泣きながら住宅街を歩いてるの、ちょっとホラーなのでは。
今の気候はこのうえなく気持ちいいから、それは本当に外に出てよかったなあって感じるんだけど。
恋人と散歩デートで半日歩いたりするのは本当にたのしくて、めちゃくちゃ元気になるし、次の日も調子いいし、散歩効果スゲーってなるんですけど、うちの近所がほんとうに嫌いだ。
かといって、電車に乗ってわざわざ別の町へ散歩に出かけるまでの気力はない。
都会飽きたよー。
ほぼひきこもりなので家で観た映像など。レビューって書いたことがないので簡単な感想など。
恐怖チャンネル
「自由を手にするその日まで」監督:天野友二郎
くっそ渋いオープニングで幕を開け、ある職場でのモラハラ・パワハラ・セクハラとあらゆるハラスメントに満ちた日常を映し出す。主人公に対するじわっとした陰湿な女性性がにじみ出る攻撃は、脚本が男性であることが信じられない。あー、このタイプの女もこのタイプの女もいるいる!と思ってしまう。容易で簡単なわかりやすい「いじめ」の表現ではなくて、日常を繰り返し見せることでいかに狂っているか、いかにこれがまかり通っていて抗えなくて、絶望と諦めと服従によってでしかここにいることはできないんだと思い知らされて、それができない自分がおかしいと主人公が追い詰められていく過程を見せていくところがすごく良かった。ハラスメントキングの院長のキャラがまた格別に良かった、役者さんもハマっていた。わたし、本当にああいう人だめ。。。思考がなくなるし、どんなに言われたとおりにやっても怒られて、わたしなんかあっという間に自殺してしまうだろう。あのタイプは人生の中に出てきてほしくない。サーモグラフィーで金玉の温度測るとか天才かよ。
わたしは、題字とかオープニングで勝手におじいちゃん監督のイメージで観ていたから、セックスのシーンがあっさりしていて意外だった。邦画のおっさんはとにかくセックスシーンがやたら長すぎたりするから。
これは復讐ものなので、できれば復讐されていることに気付いて死んでいってほしかったというところが残念だった。
あと、外的要因で勃起不全に陥った彼氏が精神的充足から機能を取り戻している奇跡がいまいち納得がいかない。
血が出るまでオナニーしていたシーンは良かった。半端ない出血量だった。
作中出てくる文字がやたら綺麗だった。
とにかくめちゃ面白かったです。
この監督さんすごい。
脚本・企画・制作はもちろん、撮影、照明、録音、音響、整音、編集までやっており、さらに、美術、小道具、特殊造型、衣装も担っている。
そして、作中の音楽はすべて監督が作曲しているらしいのだが、しっかりとしたオケで演奏されるすごくかっこいい曲。
天才だ!
そしてすごく若い人だった!!!おじいちゃんじゃなかったよ!!!
高学歴就職難のテーマも同時に含まれており、わたしの友人にも「高学歴・逆コンプレックス」なるものを持つ人がいるが、高学歴がゆえに安定した人生を送れず、逆に学歴を言いたくないとその友人は言う。
「え、その学歴でその職業なの?」っていう反応が嫌らしい。
研究職についても生活がままならず、雇用枠のある大学が見つからないと死ぬしかない、みたいなニュースも見かける。
この作品に出てくる「彼」のように、博士号がとれずに奨学金だけが莫大に残ってしまって、、、という高学歴奨学金難民はけっこういるのかもしれない。
この映画の監督、天野友二郎の第2作目「脂肪の塊」が、5/25(2019)から下北沢トリウッドで上映するらしいので、調子よかったら行ってみようと思う。